至高の入力環境を求めて Kinesis を買いました
きっかけ
このたび Kinesis を購入しました。きっかけは、id:ursm さんが Kinesis を使っていて以前からカッコイイなぁと思っていたのと、ノートPC のキーボードを叩いてたら手がしびれるときがたまにあって、腱鞘炎とかになったら怖いなと思ったからでした。
Kinesis とは?
Kinesis は人間工学(Ergonomics)にもとづいてつくられたキーボードです。おわんの底のようにくぼんだところにキーが配置されており、手の動きが最小限になるようにデザインされています。また、他のキーボードで使われなかったであろう可動性が高いといわれる親指を活用できるようにキーが配置されています。
語源をまじえると、語幹『kinesis』には「運動」という意味があります。まさに手の「運動」が考えぬかれたキーボードというわけです。蛇足ですが、psychokinesis, telekinesis も kinesis を含み、「運動」に関連した意味を持つ英単語です。
使いごこち
使い始めてから一か月ほど経ってからの所感をつらつらと書きます。
- 手のしびれがなくなった!!
- 手を動かす距離が少ないのが体感できて快適
- 手を包み込んでくれる感じが心地よい
- 手を広げて置くから楽チン。窮屈じゃない。自然な姿勢でいられる気がする
- 今までのキーボードで使っていなかった親指が活躍
- たとえば "Space" に "Enter" を配置する
- いままで "Enter" を打つときに小指をぐいっと伸ばしていたのはいったい何だったのか。使ってなかったのがもったいないと思った
- たとえば "Space" に "Enter" を配置する
- 打つ指を意識せざるをえないので矯正できる。たとえば "b" は左側にあるので左手で打たざるをえない
- タイプしていて楽しい!
- "Esc" や "Function" たちは小さいゴムキーで押しにくいけど、"Esc" は別のキーに割り当てることで問題なし、"Function" たちは滅多に使わないので今のところ困ってない
- 一部の記号は Kinesis 特有の並びになっているので慣れるまでには時間がかかるかも
- 一か月くらいで慣れてきた
- 早く打とうとすると同時に 2つ押してしまうのでその矯正に時間がかかるかも
- 三週間くらいで無くなってきた
トラックボールを使ってからマウスに戻れなくなったように、Kinesis を使ってからは他のキーボードに戻れなくなってきました。いいものは、やっぱりいいなぁ。
買ったところ
どこから買うかは、値段・届くはやさ・母国語で対応してくれるかどうか等から決めるとよいと思います。2台を別々のところから買ったので、それぞれの店舗をご紹介します。
1台目
最初は『エジクン技研』から買おうとしたのですが、入れ違いで SOLD OUT になったので、『The Human Solution』から買うことにしました。
価格は本体269ドル・送料51ドルの合計320ドルでした。まだ決済されていないので日本円はわからないですが、1ドル 78円とすると 24,960円くらいだと思います。値段を優先するなら(+円高のいまなら)The Human Solution で買ったほうがお得のようです。支払いは PayPal で行いました。7日ほどで届きました。
2台目
一週間くらい使ってみてものすごく気に入って職場と家に置きたくなったので二台目を購入しました。今回は『エジクン技研』で注文できました。送料は無料で合計27,980円でした。値段は The Human Solution で買った時より 3,000円ほど高いです。注文してから 3日ほどで届きました。はやい! 国内で対応されるので安心感が大きかったです。海外へ注文するのは緊張します(笑) もし修理するときは日本語でお願いできるので気軽にできそうです。
最後に
毎日長い時間タイピングする方々、これからの人生でタイピングを続けるであろう方々にオススメのキーボードです。お試しあれ :)