XCode/Objective-C 開発:CocoaPods でライブラリをインストールする
はじめに
XCode/Objective-C で開発していてライブラリを使いたくなりました。手作業でやる方法もあるのですが、その手間を CocoaPods が省いてくれると聞いて試してみました。CocoaPods は Bundler や maven のような位置づけだと思っています。
インストール手順(2014年3月26日 更新)
手順は『CocoaPods ではじめる Objective-C ライブラリ管理 (1) - Watsonのメモ』を参考にさせていただきました!
- CocoaPods/Specs に使いたいライブラリが登録されていることを確認する。今回は NYXImagesKit を選びます
- もし登録されていなかったら ``$ pod spec create [lib_name]`` で spec をつくれる。spec は CocoaPods のライブラリの管理単位。詳しくは公式ドキュメントを参照
- $ gem install cocoapods
- $ pod setup
- ~/.cocoapods がつくられる。CocoaPods はこのディレクトリでライブラリを管理する
- 実際につかってみる。確認用の XCodeプロジェクト(以下、myproject と呼ぶ)を作成する
- myproject.xcodeproj/ の存在するディレクトリに Podfile を作成する。次のような感じ
- platform :ios
pod 'NYXImagesKit'
- platform :ios
- $ pod install
- 作成される myproject.xcworkspace/ は、ライブラリがリンクされたプロジェクトになっている
- XCode で .xcodeproj を開いているなら .xcworkspace に開き直す(XCode を再起動すると確実。ただし Command+Q して再起動すると .xcodeproj のあとに .xcworkspace が開いて開けないこともあるので注意)
- (ハマりポイント:.xcodeproj のままで Run を押したらエラー "ld: library not found for -lPods" が起きた)
- XCode 左上の "Pod > iPhone 5.0 Simulator" を "myproject > iPhone 5.0 Simulator" に変更して Runボタンを押す
- (ハマりポイント:"Pod > iPhone 5.0 Simulator" のまま Run するとビルドは成功するがシミュレータが立ち上がらなかった)
- シミュレータが立ち上がったらひとまずOK
- ライブラリの呼び出しを書いたらちゃんと動きました! やったね!
- ViewController.h に #import "NYXImagesKit.h" などと書くとライブラリが読み込まれます
快適な CocoaPodsライフをお過ごしください ^ω^