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bekkou68の日記

開発しているサービス, IT技術, 英語など。

個人サービス Gogengo! を運用して 5年経ったのでふりかえってみました

Gogengo!

はじめに

Gogengo! という「英単語を語源で楽しく覚える」をコンセプトにしたサービスをリリースしてから5年がたちました。この歳月をふりかえってみようと思い記事にしました。

もともとは 5年分をふりかえるつもりだったのですが、文章を書きすすめるうちに懐かしくなって自分の中で盛り上がってしまい、サービスを運用する前である大学時代の話も書いてあります。

語源との出会い (2006年)

時は大学1年生にさかのぼります。とある英語の講義で聞いた教授の言葉を思い出します。

「include は in- と clude の語源にわかれ、それぞれの語源には意味がある。それらの意味があわさって include の意味ができあがった」。

それを聞いた時、中学・高校と語呂合わせや丸暗記で英単語を覚えてきた自分の脳みその何かが変わった気がしました。

語源を知る前は英単語をテスト前に覚えてすぐ忘れるを繰り返していました。英単語を語源に分解して体系的に学ぶメソッド。それを知ってからは覚える時や思い出す時のヒントとして使い、覚えやすく忘れにくくなったように感じます。

教授には任期までの2年間、英語をみっちりと教えてもらいました。教授と出会わなかったら Gogengo! は生まれなかったかもしれません。

サービスをつくるきっかけ (2008年)

2年後の大学3年生です。

教授が任期を終えて大学を去ったあと、教わったことを広めたいと思い『英語の会』という「みんなで英語をゆるく勉強しよう」をコンセプトにした場をつくりました。その場で後輩に語源を伝えていました。

ちょうどこの頃、IT系のベンチャーにアルバイトでつとめてから 1年がすぎようとしていました。日々の受託開発の業務をやりつつ、自分だったらどんなサービスをつくれるのかなあ。と考えにふけっていました。考えにふけっていたというよりは考え込んでいて、大学の講義をさぼるようになっていました 笑

会社で仕事を続けるのも楽しいけど、自分でも何かテーマをもって活動して生きていけたら楽しいだろうなあと思っていました。そしてどうせやるなら、誰もやらなさそうなことをやりたいとも考えていました。

英語の会の活動をはじめてから数ヶ月がたったころです。後輩から言われました。「語源はとてもいいものだからどこかにまとまってるとよさそう」と。

そこで決心しました。語源のサービスをつくろう。と。

コンセプトメイキング・開発・リリース (2009年)

大学4年生です。

決心してからというもの、サービスを一から考えたことがなかったので、脳みそをフル回転させてすごく頑張った思い出があります 笑

既存の語源のサービスや書籍をながめていると、記号が多くて表現が難しかったり、語源の分解の表記がわかりづらいと感じたり、色々と改善できそうだと感じました。サービスのコンセプトに「語源を楽しく学べる場」と設定しました。

語源はマイナーだけど、みんなに広めて楽しさやすごさを伝えたい。そういう思いで考え抜きました。

そんなこんなで半年ほど試行錯誤してリリースにいたりました。6月2日 (左記ブログでの告知は一日遅れ)。はじめてのサービスリリース。言葉にできない嬉しさを感じたのを覚えています。つとめていたアルバイト先のアプリコンテストで発表しました

工夫したのは、単語と語源を行き来できるようにした点です。気になったらどんどんたどっていくことで、より効率よく学ぶことができます。

当時のサービス名は D.D. で「ディーツー」と読んでました。由来は Derivation Dictionary (= 語源辞典) の頭文字です。

当然、誰もディーツーとは読めません 笑

D.D. Bot をリリース (2010年)

大学を卒業し、社会人となった年です。

デザインを改善したつもりですが、いま見ると、だいぶ味があります 笑

TwitterBot で語源を流してみると面白いかもと思い D.D. Bot をつくりました。着々とフォロワーが増えたので、つくってよかったなと思いました。

その年の冬、塾を経営されている方からダイレクトメッセージがきて「うちの塾に遊びにこないか」と誘われました。湘南にある塾へ遊びに行ってきました。冬期講習で語源の授業をやっている最中でした。授業を見学したり、即席の先生として少し教鞭をにぎらせてもらいました。そのあと生徒さんと食事しつつお話しできてすごく楽しかったです。

もくもくとサービスをつくりこむ (2011年)

当時つとめていた永和システムマネジメントのオブジェクト倶楽部のカレンダーに D.D. を掲載していただきました。感謝!

アジャイルサムライ』を共訳した年でもあります。訳者紹介にひっそりと D.D. が載っています。

この年は、機能や単語をもくもくと追加していったように思います。

D.D. から Gogengo! へ (2012年)

『20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ』の著者である @HAL_J さんから D.D. Bot を紹介していただき、フォロワーが数日で600ほど増えることがありました。その年は二度紹介していただき、累計1,000 をこえるフォロワーが増えました。感謝!

D.D. という名前を付けてから数年がたちました。名づけた当時は意識していなかったのですが、ちゃんと読める名前って大事だなと思い直しました。考えに考え、現サービスの名前である Gogengo! に変更してリニューアルしました。このサービス名は、今でも気に入っています。ゆいいつ『Go言語』と衝突しているのが気になっているくらいです 笑

デザインにさらに磨きをかけたかったので、P4D でアドバイスをいただき改善しました。

『おもしろ語源』リリース (2013年)

Gogengo! Bot のフォロワーが夏に 10,000 を超えました。つくってよかった!

イケダハヤトさんに『騙されたと思ってやってみてほしい、英単語を覚える3つのコツ』で Gogengo! を紹介していただきました。ありがたや。

仕事でサンフランシスコに行ってきて『サンフランシスコで 3ヶ月生き抜くためのサバイバル英会話』という記事を書きました。この経験を Gogengo! にも反映できたらなと考えています。

iOSアプリで何かつくれないかなあと考えていました。オフラインでもコンテンツを楽しめれると便利かなと思い、それをベースにアプリを開発し、『おもしろ語源』をリリースしました。

『おもしろ語源』を Apple の中の人に見ていただいた (2014年)

今年です。

『EdTech Night! 第一夜』に参加して、Apple で教育系のアプリを担当しているかたにごあいさつをしました。連絡を続けていたら、ありがたいことに『おもしろ語源』を直接みていただけることになりました。

六本木ヒルズのオフィスにうかがい、いろいろなアドバイスを受けて大変勉強になりました。ありがたい体験でした。すごく緊張しました 笑

2014年10月現在は、その点を踏まえて新たなアクションを起こそうとしているところです。

数字いろいろ

Gogengo! を取り巻く数字をまとめてみました。

  • Gogengo! ... 10,000 MAU, 30,000 PV/Month
  • Gogengo! Bot ... フォロワー数 11,000+
  • おもしろ語源 ... 累計DL 4,900+, 教育カテゴリ最高113位

もっと大きくなるといいな。

反響いろいろ

Gogengo! を紹介していただいた記事を一部ご紹介します。

反響がたくさんあり、大変うれしいです!

まとめ

「英単語を語源で楽しく」をテーマにサービスを 5年運営してきて、たくさんのことを学べました。多くの人にアドバイスをもらい考えてきました。Gogengo! は自分ひとりではつくれなかった形に成長しているように思います。少しずつでも積み重ねていると成果って出てくるものだなあと体感しています。

大学時代に思い描いた「自分でも何かテーマをもって活動して生きていけたら楽しいだろうなあ」という想像は、あたっていたように思います。おおげさかもしれませんが、人生にハリが出ていると感じています。

社会のなかにある人の流れ、そこに Gogengo! がある。自分でつくったものが使われている。役立ててもらえる。サービス運営の楽しさはそういったところにあると思います。

また次の 5年、マイペースに運営を続けていけたらなと考えております。その時にどのような形となっているか楽しみです。

今後とも Gogengo! をどうぞよろしくお願いします!

あ。寄付はいつでもお待ちしております 笑